N43°



2009年7月16日更新

チャンネルNECOで『チームナックスフィルム N43°』が放送されました。
いやぁ、どうにもこうにも、この作品は見ると冷静ではいられない。

それと言うのも、僕のナックス関連のフィギュアが妙に密接に関係しているからです。

『チームナックスフィルム N43°』とは、チームナックスの面々がそれぞれに脚本を手がけ、それぞれに監督を行ってショートフィルムを作成し、それをまとめたオムニバス作品です。

昨年11月。
『チームナックスフィルムツアー2008』と銘打って、チームナックスの5人がこの作品を引っ提げ全国ツアーを行いました。
もちろん、チームナックスファンの為のフィルムツアー。
だからそれぞれの作品は、それぞれにメンバーからファンに対するメッセージの一面を持っていました。

フィルムツアーというイベントですから、ナックスの5人もやって来て、ある事無い事をトークするというファンサービス付でした。

そう、ショートフィルムと共に彼らがやって来る。


その頃、半分冗談で友人の為に作り始めたCUE DREAM JAM-BOREE 2008の『KILLER-Z』のフィギュアを急遽このフィルムツアーに合わせ完成させる事になりました。
製作進行中のその出来が予想外に良かった事もあって、出演者の戸次重幸さんにもプレゼントする事にしました。
(その辺の顛末は模型製作記の『KILLER-Z』をご覧ください。)

プレゼントとして差し入れた『KILLER-Z』フィギュアだったのですが…。

フォトダイにシゲちゃんがアップしてくれた事から、ちょっとした騒ぎになりました。

サプライズの予定が、すっかり逆サプライズになってしまい、徹夜続きの製作でバテバテだった事も、苦労した事もすっかり吹っ飛んでしまいました。
彼のみならず、スタッフの方も取り上げてくださり、ファンの方からも温かい心のこもったメッセージがフォトダイに寄せられ、本当に元気付けられました。

そして、映画館公開となった今年2月。
映画館で再び見ましたが、その直後に、オフィスCUEに完成した部屋クリーンのフィギュアを送る事が出来ました。
これまた、敏感なスタッフの方、そして、出演のお二人のフォトダイでいじってもらい元気になれました。

僕にとっては、感慨深い作品です。

オムニバスムービーなので、作品はそれぞれナックスメンバーの人となりが見えて彼等の個性、人柄が判れば判るほど楽しめる作品です。



@ 大泉 洋 監督作品『鹿子ブルブルズ』

大泉さんのナックスメンバーに対する愛情の深さを感じとれる作品です。
もしも、彼らが演劇の道に足を踏み入れていなくて、普通の社会人として生活していたならその後どんな人生をたどったのか?
彼らしく日常のひとコマを掘り下げつつも、そこここにファンを楽しませたいと言う彼のエンターテイナーぶりが伺えます。
ナックスファンにとっては、大泉さんに仕掛けられた笑いのツボにはめられて、笑いすぎてあごが痛くなる事、請け合い。


A 音尾琢真 監督作品『神居のじいちゃん』

初見の際、『鹿子ブルブルズ』の余韻を引きずってしまい、いまいち入り込めませんでした。
しかし、二度目にはじっくり鑑賞できました。
おそらくは結婚したばかりの彼の、奥さんに対する愛情・決意が伺えて、とても心の温まる作品です。
幼女役の大野百花ちゃんの演技が素晴らしく、次々現れる美しい風景と共にこの作品に深みを与えています。


B 戸次重幸 監督作品『部屋クリーン』

最初見た時には、「何だぁコレ?」と思いました。
アニメーションに使われている絵は正直なところ、僕の好きなタイプの絵ではありません。
しかし作品には、良くマッチしていて良い味を出しています。
N43°中、唯一のアニメーション作品。語られる内容も実は奥深い…。
それより感じ入ったのは、僕の家には、散らかしさんばっかり、片付けさんはいないのか?


C 安田 顕 監督作品『ヤスダッタ3D』

一番の問題作です。
ファンの反応も、さまざまでした。
人が人でなくなって、その心の中にある闇の部分を描いたものだとしたら…。
この感覚は安田さんならでは・・・。ヤスケンの本領発揮といったところでしょうか?
エンディング、僕は襲っていないと思っていたのですが、仲間うちでは娘を襲ったとの解釈が多かったですね。


D 森崎博之 監督作品『AFTER』

そして、最後はこの人。
大泉さんと同じく、ナックスメンバーが好きでたまらない…そんな気持ちにあふれています。
いつまでもこいつらと力をあわせて、楽しみながら進んでゆきたい。そんなリーダーの希望と夢にあふれた作品だと思います。


今回、『部屋クリーン』のフィギュアと初めて作品を見る事が出来ました。
その為にフィギュアを机の上に並べておいたら、これまた『N43°』初見の娘がちょっぴりシュールな反応をしていました。

近い将来『ヤスダッタ』は是非手がけてみたいですね。
真の『ヤスダッタ3D』完成・・・

なんてね。


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